高校の思い出
私の人生に影響を与えた人のうちの1人とは高校時代に出会った。
とてもダサいが、恋とか愛とかそういうアレではなく、憧れという方がその人に対する感情を説明するにふさわしかった。
その人に会うのはおそらくその日が最後だろうと思われた日–––実際にその日が最後となったが–––私は不覚にも「明日会おう」と言ってしまった。
そして「会わないほうがいい」と言わせてしまった。
これは今でもそうだが、異性を遊びに誘うとき、そこに下心が必ずある。
それが大きいとか小さいとか、あるからどうとかそういうことではなく、必ずあってしまう。
「違うの違うの!そういうのじゃなくて!」は本心だが、そこに下心も必ずあるのだ。
もし今改めて、私がかつての憧れの人と再会しても、下心をゼロにはできないのだろうか。
それが悔しくて、遊びに誘うのをやめてしまう。